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ここではハードウッドでおなじみの、ウリンについて ご紹介させていただきます。
Q.ウリンってなあに??
A.アイアンウッド(鉄の木)と呼ばれるインドネシア・マレーシア原産のとても硬い木です。その性質から住宅や施設など、建材としてウッドデッキやベランダ、桟橋などに多く使われるようになりました。
ウリンは住宅建材として、とても優れた材木です。その理由としては
●耐久性に優れていて薬剤処理なしでもシロアリなどの虫害にとても強いです。超硬質密材で木の密度が凄い(叩くとカンカン鉄の音みたいに聞こえるくらい)ので、まずシロアリはつかないと思っていいと思います。
●高硬材で、産地のインドネシア・マレーシアでは水上家屋を支える柱や桟橋として古くから使用されていて50年~100年経ってもその姿を留めるなどと鉄より勝る耐久性があると言われるほどです。
●同様の他のハードウッドに比べて、ねじれ、反り返り、割れが少なく、寸法安定性に優れています。
●自然木そのままの形で長期間の使用に耐え、廃棄後の焼却時に有毒ガスの発生がありません。長期間の間に炭素を固定する為、温暖化防止にも役立つと言われています。
ウリン材はアンティーク感のある経年変化(変色)や風合いの変化を楽しめる木材です。
早い段階からシルバーグレー色に変わるので、施工初期のこげ茶色を好まれるお客様には
不向きな商品になります。 ↓ 銀白色 ↓
公共施設でも良く使われるようになりました。
例としては東京ミッドタウン↓↓↓
こちらは六本木ヒルズとお台場デックスビーチ↓↓
ヨコハマリードの事務所にも使っています↓デッキと階段↓
↑ほかにも2階デッキやスリットとして利用も。
上記に書いた通り、ウリンはウッドデッキなど、住宅外構建材としてとても最適な木材になります。しかし、メリットだけではなく気になる点がいくつかあるのでデメリットもこちらで取り上げておきます。
【ウリンのデメリット】
●汚れ
ウリンにはポリフェノールが多く含まれている為、雨風によってポリフェノールが染み出てきて、ウッドデッキの下や周りに落ちて赤いシミのようなものが付く事があります。
しかし、3カ月ほどすればポリフェノールを含む樹液が出てしまうので、その後はウッドデッキ周辺に大きく目立つような汚れは少なくなってくるかと思います。
汚れ、シミが付いたところにはデッキブラシで水洗いするとある程度汚れが落ちますし、特にひどいところにはキッチンハイターなどの洗剤を使えば綺麗になりますので、そう気にすることはないでしょう。
どうしても汚れを出したくない時は、ウリンの木口に保護材や撥水材を塗っておくとウッドデッキからの汚れを防ぐことが出来ます。
ちなみに、ポリフェノールは抗菌作用があり、バクテリアやシロアリからウリンを守る効果があります。汚れが出るからポリフェノールなんていらない!って思いますが、これのお陰で防虫防腐剤を毎年毎年散布する費用がかからないので、それを考えたら目をつむれます・・・♪
●加工の難しさ
ウリン材は超硬質密材で木の密度が高くとても硬いため、加工が難しい材木になります。普通のノコギリでは簡単に切ることが出来ず、専用の高硬度の道具を用意する必要があります。
通常の木材と違うため、プロの大工さんでも加工に苦労するようです。職人さんに聞いた話だと普通の木材だとネジやドリルがスイスイ入っていくのに、ウリンだとなかなか入らなく、ドリルから煙が出てきて壊れてしまうことが良くあるので、使い捨てのドリルをいくつか持っていくそうです・・・。
また、重さも水に沈むくらいの重量がありますので運搬時も大変になります。ちなみに大半の木材は水に浮くので、ウリンがいかに重いかがわかりますね。
●金額が高い
ウリン材は密度の高い木の為、成長するまでにかなりの時間がかかるので在庫が少ないことがあります。実際、原産地のボルネオ島では成長前のウリンを伐採するのが制限されてます。
そして上記に書いたように加工がとても大変なため職人さんの手間賃がかかります。
このため、他のウッドデッキ材に比べると価格はやや高めになっているのです。
ただ、ポリフェノールのおかげで防腐防虫材を定期的に塗る必要がありませんし、耐久性が高いので手直しもほぼ必要なく、トータルで見ると大きな差額にはならないはずです♪
以上が鉄の木【ウリン】のご紹介でした!
ウッドデッキを付ける際の参考になれば幸いです♪
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